源流フライフィッシング 

1泊2日でバイクツーリングも兼ねて栃木でフライフィッシングをしてきました。

ネットで調べた限りでは、イワナが結構いる川。はたして初心者の私にはどうか…。

季節は夏真っ盛りのお盆休み期間。寒い事は無い。と思うので宿泊道具はハンモックで寝袋は持ちません。

また、下記の荷物を持っていきました。思い出せる限り記載します。

・ハンモック、タープ、ペグ
・着替えのTシャツとパンツ、靴下1枚ずつ
・アクアボディタイツ、レッグガード、サワートレッカー、サワークライムソックス(全てモンベル)
・米1号、レトルトカレー、パスタ2食、パスタソース、ビール2缶
・1ℓナルゲンボトル、アクエリアス粉末パウダー
・SOTOマイクロレギュレータストーブ、アウトドアガス缶、ライター、クッカー、箸、スプーン
・ヘッドライト、ハンディライト、ドッペルギャンガーポップアップランタン
・ロッド、リール、予備ティペット、予備糸0.6号、フライ、ラインカッター、フロータント、糸クズワインダー
・ナイフ、救急セット、サバイバルシート、虫除けスプレー、偏向サングラス、軍手、財布

モンベルのクラシカルバランスライトに詰め込みました。竿は如意棒スタイルで。気付くと道具や服装がモンベルばかりになってしまって。特に本位ではないのですが、仕方ないです。

リュックを背負ったまま川を上りながら釣りをするつもりなので、肩の部分に釣りの小物が入るようにポーチをくっつけました。

愛車TR250でたしか3時頃?自宅を飛び出しマス。下道ツーリング。目的地まで3-4時間ぐらいだった気がします。バイクだと真夏の太陽が体力をジワジワと削って来るよねー。

田舎の駅。アニメのような話ですが、ホームには白いワンピースを着て麦藁帽をかぶった夏の少女が電車を待っていました。

うそです。

夏の山の景色は最高です。

水は驚くほど透明で、確かに山には神様がいるようです。

バイクを停めた後、山間部へ向かって歩いていきます。ルートに関しては事前情報が無かったのですが、道はあります。

素晴らしい景観が続きます。テンション上がるぜ。

山道に入ると道は川から10-20mくらい?高い所で続いていきます。堰堤がいくつもあります。川に下りて、堰堤まで釣り上がって、道に戻って堰堤を越えて、川に下りてを何回か繰り返しました。暫く釣れませんでしたが、急に釣れ始めてくれました。初めてかかった時は気が緩みすぎていて凄いびっくりした。で、針が外れて逃げられました。

その後も、下手な私は立て続けに3回程、かかったにもかかわらず網に取り込む前に逃げられつづけ。すごく悔しい。仕事でも失敗した時にこんなに悔しい気持ちになれれば、もっと出世できそうなのに。

釣れ始めてから30分くらいで、雨が降ってきました。かなり強くて慌てて斜面にタープを張って潜り込む。

非難ついでにお昼ごはん。パスタと焼き鳥の缶詰と発泡酒。最近はお腹のたるみが気になり始めて糖質ゼロを積極的に選びますが、はたしてどれ程の効果があるのか…。

2時間くらい降りました。時間もったいねー。

雨が止んだら荷物をそのままに、取り合えず上の堰堤まで釣る事にしました。

堰堤までで3匹、網に入れる事が出来ました。同じくらいバラしましたが…。

さらに上流を目指して堰堤を越えましたが、そこの岸では4-5人くらいの釣り人グループが焚き火をしていたのでそれ以上登るのは辞め。

タープを張った場所に戻ってきた頃から川が茶色に濁り始めて今日の釣りはここまでとなりました。

こんなに濁ったら釣れないと勝手に判断しましたが、実際はどうなのか?

焚き火用の薪を拾ったり、ハンモックを張ったり、米といだりしていたら水が澄んできたので、体をすすいで着替えてから夕食タイム。

レトルトカレーでしたが、なんでか米は上手く炊けず、不味かった。なーんか満足できないまま、ちょっと気分悪く就寝。皆さんどうか分かりませんが、私は米が不味い時のテンションの下がり方は異常なのよ。しかもカレーなのに不味いってなんだよクソ。

ハンモックは寝心地は良かったのですが、夜中寒くて起きてしまった。半袖短パンじゃダメなのね。

ゴソゴソとサバイバルシート出して包まって、あったかい。初めて使ったけどこれ凄い!

近所の防災訓練で配ってたから、沢山貰っといて良かった。

不安な夜は絶対持っていくべきだと思います。ポケットティッシュ並みの小ささだし。

翌日は5時くらいに起床。初めて山の中で一人で寝ましたが、感情的には思ったより何も無く。お化けは5割ほど信じているので不安がありましたが、これなら続けられそうです。

堰堤を一個下がってから釣り始めましたが全くあたりが無く。釣れないまま宿泊地まで戻ってきてしまいました。

さらに上流に登って行きますが、その内、帰りの山道と明日の仕事を考え出し、テンションが下がってきてしまいました。しかしここで大岩の下が暗くなっている絶好のポイント。

何投目かで、バシャッと食らい付いた岩魚が!

大興奮して腰の網に手を掛けましたが、、、網が無い。

ワーッとパニックになっている間に強い流れに入ったイワナに糸を切られてしまいました。貧乏性の私は安物の網でも無くすのは嫌で、また堰堤を下り、探しましたが見つけられず。人工物を山の中で無くしてしまったのも大変申し訳ない。

私の腕では網が無くては取り込めないので、それ以上の釣りも諦めて帰りました。

下山途中の山道で、山のベテラン風なおじいさんに会い、ポイントの情報と、周辺の地図(コピー)を貰いました。話した人から地図が貰えるなんてドラクエみたいだなと思いました。

今回の教訓として、網はマグネットジョイントだけでは引っかかって落ちてしまう事が判明。家に帰ってすぐにアマゾンでワイヤーコードを注文しました。