秩父 荒川水系 芦ヶ久保川 フライフィッシング

埼玉県民の私からすると、山=秩父であり、小さいときから家族旅行や林間学校やらでお邪魔する機会が度々ありました。とても親近感がある地域です。

子供の頃は車に揺られながら山間部に差し掛かると、その風景に胸がときめいた事を思い出します。懐かしきかんぽの宿。

大人になってからは武甲山、両神山、雲取山、甲武信岳といくつか登山に来ておりますが、釣りに来たのは初めてです。

首都圏から近いので、人が多いイメージがあったので避けておりましたが、突然、仕事の代休が平日に取れたので平日なら…という事で行ってみました。

時期は9月末。仕事帰りの電車内でがんばって調べた限り、やはりどこも人が多く入っており、シーズンの末は厳しい状況の様子。その中で”悪い情報は無かった”芦ヶ久保川に決定しました。

同じく車内で荷物の構想を練っておいて、帰宅後すぐに私にとっての渓流用バックパックである、モンベルクラシカルバランスライト30に詰め込みます。

今回は日帰りですが、結構荷物が重くなりました。緊急用のダウンジャケット、救急セット、カッパ、モバイルバッテリー、ライト等、使わないだろうけど…という荷物が多いです。登山の時もそうですが、念の為が重なってしまって。

シャワーを浴びて軽く睡眠をとり、午前3時頃に250TRで一路秩父へ。

まずは国道254号で寄居へ。そこから144号で秩父に、299号で横瀬町へ。3時間程の道のりですが、250ccのバイクは体に堪えます。

セブンイレブン秩父横瀬店で遊魚券とサンドウィッチを購入して、券に付属してきた漁協のマップを見ながら、コーヒーを飲みながらバイクの横で今日一日どうするかを考えます。

芦ヶ久保駅を越えて、特設釣区(あしがくぼ渓谷国際釣場)を越えたあたりから川に降りて、禁漁区まで行こうと思います。

コンビニからは武甲山が見えました。相変わらず削られまくりですが、名前のせいか男前な山体です。

さらに名栗方面へ進み、芦ヶ久保駅を過ぎ、特設釣区の区間を過ぎてすぐに川へ降りる道がありましたので、降りきった所にバイクを止めさせていただきます。

仕度を終えて川へ入ったのが午前7時でした。

因みに今日は9/26日。この時間の気温は18.5℃、水温は17℃。(これからは釣りの経験値を高める為に気温と水温を計測していきます)

入渓した場所は開けていたので、キャスティングの練習として写真中央全体がポイントに見えたので、フライを落していると右の大きい岩の下から早速出ました。

20cmくらいの、ニジマスでしょうか?

さいさき良し。今日は期待できそうです。

が、12時まで全く釣れず、あたりもありませんでした。サッと逃げていく魚影や小魚は良く見るのですが…。

こういう開けた所では逃げていく魚を良く見ました。

12時頃、気温20.5℃、水温は18℃。

(川に落してしまって)おいしくないサンドイッチを食べてから後半戦開始して、何度かフライに反応して食ってくるようになってきましたが、針に掛ける事が出来ず、結局17:30頃に禁漁区まで到達し、とうとう最初の1匹以外釣り上げる事が出来ませんでした。

17時30分頃、気温20℃、水温は17℃。

芦ヶ久保川はヤマメの川との事でした。今までイワナしか釣ったことが無いのですが、ヤマメはイワナとポイントが違う感じでした。岩の下よりも、流れの強いポイントにいる気がします。フライへの食いつきも下手な気がしました。イワナはガブッと勢い良く食いつく感じで針に掛けるのは簡単だったのですが…。

この橋をくぐったら禁漁区。道路までは簡単に出られます。

7:00から17:30まで10時間30分みっちりやって釣果1匹ときつい1日でした。この川は芦ヶ久保駅からのアクセスも良いので、今度は電車でのんびり来てリベンジしたいと思います。

峠のトンネルは歩道が狭くて怖い。車はめちゃめちゃ飛ばしてるし…。通学の子供なんかはどうするんだろうか?

10時間以上掛けて川を上ってきましたが、舗装路での帰りは30分くらいでした。