チェロキーXJ 車のエアコンガス(冷媒)充填

歳のせいなのか、年々夏の暑さに弱くなってきました。昔は車のクーラーが入れなくても何とかなっていた気がするのですが、今は流石に真夏にクーラーがないと長時間のドライブは耐えられません。

クーラーが効かなくなったチェロキーに家族からもクレームが入り、原因調査と修理を行いましたので、過程を書かせて貰います。

車のクーラー故障原因

まず、ネットより車のクーラー故障の原因を調べると…

・エアコンガスの不足/漏れ
・コンプレッサーの故障
・ファンの故障

といった所のようです。一番原因で多いのがエアコンガスの不足とのことですので、そこを狙って修理しますが、エアコンガスが不足しているかどうかは簡単に分かりませんので、外堀を埋めていきます。

ファンの故障チェック

チェックも何も無いですが、エアコンから風が出ますので、ファンは問題ないでしょう。

コンプレッサーの故障チェック

まず、コンプレッサーはどこにあるのか?探します。

それっぽいのがエンジンルーム内の赤丸内の下の方に潜んでいます。

写真中央部がコンプレッサです。

エンジンを掛けるとベルトが回り、コンプレッサも動いているように見えますが、空回りです。良く見ると写真矢印部のマグネットクラッチは動いていないのが分かると思います。

“正常な状態ではクーラーのスイッチを入れると”、マグネットクラッチが働き、コンプレッサが動きます。

私の車は、クーラーを入れてもマグネットクラッチは動きませんでした。

ヒューズも確認しましたが、切れていません。

ネットで調べると、錆びなどによってマグネットクラッチの動きが渋くなり動作不良になることがあるとのことでしたので、556を吹きましたが動作せず。

もう少し調べる為に、コンプレッサにアクセスできるように邪魔なエアクリーナーボックスを外していきます。

エアクリーナーボックスはカバーに接続されているホースを外しながらカバーを外し、フィルターを取り外して、

ボルトとナットを3箇所外せば、ボンネットから取れます。

コンプレッサに繋がっているのは何本かのホースと、1本の電気配線。

コンプレッサの動力はエンジンを利用したベルトですので、マグネットクラッチを動かす為の配線のはずで、極はプラスのはず。マイナスは近場のフレーム等と接触し、アースに落としているのだと思います。

配線はコネクタ部があるので、コネクタを外し、バッテリーからプラスを持ってきて直結してマグネットクラッチが動くか確認します。

配線を繋ぐと、マグネットクラッチが働き「カチッ」と音が鳴りました。コンプレッサーの故障の線が確実に消えたわけではありませんが、兎に角、マグネットクラッチには不具合ありません。

エアフィルターが外れた状態ですが、少しなら大丈夫だと思い、プラスをバッテリーから直結したままエンジンを入れてクーラーのスイッチを入れると、コンプレッサの動作は問題なさそうです。しかし、冷たい風は出てきませんでした。※記載したコンプレッサ動作確認方法は完全に自己流です。正しい方法かは不明です。

何らかの仕組みで、クーラーのスイッチ以外にもマグネットクラッチへの通電はON/OFF制御されているわけですが、私には分かりません。とりあえず、次の行程に進みます。

最終的にガスを注入した結果思ったことですが、個人的には上の写真矢印の部品が怪しいと思っています。恐らくガス圧力センサーで、エアコンガスが入っていない場合にコンプレッサーが回らないようにしているのだと思います。

エアコンガスの不足/漏れチェック

コンプレッサは動作はするので、恐らく壊れていないでしょう。と信じてガス圧のチェックをします。これは簡単ではなく、器具を買わなければ分かりません。

私は上記の製品を購入しました。エアコンガスはコンプレッサを挟んで低圧側、高圧側に分かれております。この製品は低圧側と高圧側の両方の圧力を測る事が出来、エアコンガスの充填、または真空ポンプがあればガスの漏れ箇所から入り込んだエアを抜くことも出来ます。

取り合えず、低圧側と高圧側の両方にカプラを差し込んでみます。

低圧側

高圧側

測定結果は、大気圧でした。やはりクーラーの故障はエアコンガスが無いことが原因になります。

エアコンガス(冷媒)の充填

エアコンガスのホース内に空気が入っていると、空気中の水分が故障の原因になるとの事で、まずは空気を抜く必要があります。

ゲージには、3本のホースが付いています。青が低圧側に接続、赤が高圧側、真ん中(写真にはありませんが黄色)が、エア抜き/ガス充填用です。黄色のホースは末端にバルブが付いています。

黄色のホースを真空ポンプに繋げ、青と赤のバルブを開けて十分にエアを抜きます。10-20分ポンプを動かしたまま放置。

次にガス充填です。

私のチェロキーXJは2001年式で、ガスの種類はHFC-134aです。

私の場合、200gの缶を2個使いました。

青と赤のバルブを閉めて、黄色のバルブも閉めてから真空ポンプから黄色のホースを外します。

黄色のホースをガス缶に接続。青と黄色のバルブを開けて、低圧側にエアコンガスの充填を行います。結構時間の掛かる作業で、缶からガスが抜け切るまで、軽く振ったり、逆さにしたりしました。ガスは液化しているので、缶から液が無くなったら空の判断です。

1缶分充填が終わった所で、黄色のバルブを閉めて圧力をチェックします。赤のバルブも開けてエンジンを掛けてクーラーを入れます。

ガス圧はネットで調べた結果、低圧側が0.15~0.25MPa、高圧側が1.45~1.75Mpaが適正値とのことです。

足りなかったので、また先程の手順で新しいガス缶を接続します。

今度はエンジンを掛けてクーラーを入れた状態でガスを注入します。入れるのは低圧側で、高圧側の赤のバルブは閉じます。低圧側の圧力が規定値になったらまた黄色いバルブを閉めて、赤のバルブを開けて高圧側の圧力を確認。規定値に入っていたら終了です。

ガス注入風景。

結果、コンプレッサのマグネットクラッチも正常に動作し、とても冷えるようになりました。

後日談として、ひと夏でまた冷えなくなりました。どっかから漏れているようです…。漏れ箇所の特定は素人には難しそうだし、どうしようか。