バイクのブレーキランプ点灯不良修理 250TR

フロントブレーキのブレーキランプ点灯不良の修理記録です

フロントブレーキのレバーを引いてもブレーキランプが点灯しないという症状ですが、自分で修理する方に何かしら、参考になればありがたいと思っております。

状況確認

①リアのブレーキを踏んだ時は、ブレーキランプが点灯します。

②ハーネスの途中にテスターを挟んだ結果、確かにリアブレーキを踏むと12V(電圧低い…)出ています。が、フロントブレーキを握っても電圧はでません。

ハーネスは端子接続箇所の後半(車体後側)は露出しておりますが、前半(車体前側)は露出していない事+他の配線と一緒に纏まっている事から、途中で断線していると修理に難儀しそうです。

③フロントブレーキレバーに連動してON/OFFするスイッチがハンドルに付いています。

原因推測

状況確認の①から、ブレーキランプは切れておらず、ヒューズも問題なしと分かります。

②からは、ハーネスの断線だと作業が大変という事が分かります。

以上から、ハーネスが断線は置いておいて、まずは③のスイッチ故障と仮定して作業を行う事にしました。

修理

結論から書くと、スイッチの接点不良が原因でした。

まずはスイッチを取り外します。取り外しは簡単。プラスネジ1個で止まっています。

ネジを外すと、下の写真のような感じでスイッチが取れてきます。マイナスドライバー等、薄い面がある工具を使って矢印の隙間をこじるとスイッチのカバーが外れ分解できます。

スイッチにテスターを当ててみたところ、導通してない様子。

よく見ると、接点部が真っ黒。導通の度にスパークが発生し、煤が溜まったものと思われます。これが導通不良の原因と思われますので、ヤスリで磨きました。

ヤスリで磨いて煤を取ったら、あっさりブレーキランプの点灯が確認できました!!

スイッチのカバーを接着剤で止めて、スイッチ本体を元に戻して、不具合解消です。