大型ザック ミレー サースフェーのレビュー。なんでもネットで買う人に向けて。
登山用品って結構高価ですよね。
趣味産業なので仕方ないかも知れませんが、私のようなオタンコナス平民にはおいそれと購入出来ませんし、当然、安く買いたいです。
「専門店で実際に見に行って、実物を確かめて買った方がいいよ」とは聞くのですが、やっぱり安いのはネット。私は靴だって試着しないで買っちゃいます。試着して何も買わない勇気もないチッキンなので。
コンビニもトイレ無料!入り放題だよ!と看板に出してくれ。こちとらガムなんぞいらんのよ。
でまぁ、そんなネット通販バイヤー達に向けて、出来るだけ、参考になる情報を提供できればと思う次第です。
前置きが長くなりましたが、MILLET SAAS FEE 60+20(ミレー サースフェー)というリュックサックをこないだ購入しました。
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80ℓというサイズで、春に泊りの源流釣行に行くため。
春の山はめちゃ寒いので、防寒の為の荷物がかさばってしまい、持っていた40ℓのリュックでは対応できなかったのです。
候補としてあったのは、下記の2つ。
・マウンテンダックス ラトック70+10 17,000円
・アコンカグア パタゴニア75L 15,500円
これに対して、ミレーは21,469円で買っています。クソ素人の私にはリュックの良い悪いなんて分かんないけど、フランスのブランドだって事でね。そういう価値観が全てですよね。
ちなみに2万円ちょいの値段は、大型リュックの中ではかなりお手頃価格です。
外観
男はかっこからです。山の中でもオシャンなリュック背負いたいのが令和の伊達男ってもん。
ちょーかっこいい…ですよね?ブラック&ブルーだし。
生地と裁縫の感じ
タフかどうか。アウトドアで使うわけですので、ココは気になる木だと思います。
製品表面の広い範囲に使われている生地は、大体4種類。
リュックの底のみに使われている目の粗い厚めの生地。
表面の多くを占めている生地。底面と比べると結構薄くなります。
両側面の生地。表面の生地よりさらに薄く、シャカシャカです。
背面側の生地。通気性の為に穴がたくさん。
私が持っている他の登山用リュックに比べると、側面の生地は薄く、弱そうではあります。
ただ、年間に4~5回程度使用のライトユーザー(私のこと)には十分でしょう。気になるほど短命とも全く思えません。コーデュラナイロンだし、10年くらいは余裕で使えるかと思ふ。
裁縫箇所でほつれや弱そうな箇所は見当たりませんでした。
機能
これから、このギヤのファンクションを紹介することにしよう。
いっこめ:レインカバー付属!
にこめ:サイドベルト、センターベルトで積載量UP!
さんこめ:ハイドレーションシステムで喉を潤す!
よんこめ:雨蓋が小型バックにトランスフォーム!
いつつめ:背面長調整システム!
むっつめ:ホイッスル付き!
まるこめ:つんつるてん。
両サイドのベルトは3本もあって、長物をしっかりホールド出来ます。
両サイドのベルトはセンターで事も出来るので、軽いけど嵩張る荷物が固定可能。
私はこれが一番の決め手になって、このリュックを購入しました。
雨蓋は取り外し可能で、肩に斜め掛けしたり、腰に回したりできる小型バックへ。
収納スペースの数
最後、収納スペースを紹介します。
このリュック、たっくさんポケットがあります。
個人的には多くなればなるほど、収納時にアレコレ無駄に分けてしまって、いざ必要な時にどこにしまったか分からなくなるので、実際あまりいらないのですが。
まぁでも、男女で山登りしたりする羨ましい人は、
「飴さんをどこにしまったか分かんなくなっちゃたー」
って、アタフタすれば、リス的な可愛さをアピールするいいツールになると思います。
列挙すると、雨蓋に3個、腰ベルト両側に各2個、サイドには両側合わせて3個、表面に2個、メイン気室1個、メイン気室の中に1個(ハイドレーションバック用)、底部に1個(2気室目)
底部の気室とメインの気室。メイン気室には上からだけでなく、表面が大きく開くので、重なった荷物も取り出し易い。
腰ベルトの収納は大型で、スマホ、コンパクトデジカメなど余裕で入ります。
表面の2つのポケット。薄いポケットなので、ごみ袋やタオル、手袋なんかがいいかと。中央のジッパーはこの2つのポケットの容量を上げる為のもの。
サイドポケットは3つ。片方だけジッパー付きのポケットがある。ここは何でしょう?キツネリスを入れておけば、谷を救えるかも知れません。名前はテト。
雨蓋にはポケットが3つ(1個は下側で写真には写っていません)
最後に
お手頃価格だし、カッコいいし、機能的だしで個人的に文句ないです。
センターのベルトが特にいい。いままで苦労してマットを固定していたのですが、これのおかげで固定方法を気に病む必要もありません。
リュック関係ないですが、このサイズにフルに荷物を入れると結構重労働。大きな石のある河原を自在に動き回るのは現実的ではなかったです。軽量化への課題がたくさんです。
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