小学5年生の息子を連れてフライフィッシングに行ってみた。
飽きっぽい性格なので釣りになるのか不安である。私も気持ちを大らかに持って子供に接したい。いつも宿題やれだ、野球自主練しろだでうるさいだろうからさ…。
ターゲットはイワナやヤマメではなく、里川のカワムツですが…。まず、フライロッド振れるのかな?
場所はうちにとってキャンプでお馴染みの都幾川。いつもいつもお世話になります。
“川の広場”というバーベキュー&川遊び場から、道路を挟んだ所に駐車スペースがあったので車を止めさせていただきマッスル。グーグル航空写真の赤ポッチの所。
写真は川の広場の駐車場。この後、管理の方が「ここの駐車場止めると料金が掛かるよ。釣りであれば道路向かいに駐車場があるよ。」と教えてくれました。親切ですね。知らずに失礼しました。
ちなみに、この川の広場駐車場には夜に酒盛りでもしたのであろう空き缶や、つまみのゴミがたくさん放置されていた。いつもの事だがそんなにゴミって持ち帰るのが嫌なのだろうか。何か大変な事があるのか?
そんな奴らが平気な顔して人間の社会にまぎれて生息していると思うと、とても複雑な気持ちになる。多少であれば拾うのだが、すいません。
ロッドを用意して、フライは2人してアント・パラシュート♯16を付けた。
先程の管理の方が、川の広場側は釣り禁止とも仰っていたので、橋を挟んで上流側から釣り上がる。
カワムツは瀬ではなくて、流れが緩んでいて深くなっている所に群れている。フライを流すと積極的に食いついてくるので、まずは私が岸から1匹釣って、息子の興味を誘う。(息子は魚釣りが好きな分けではない)
その上で、ある程度キャストの練習をしてから川へ入る。
上手いとか下手とかは分かりませんが、息子はそれなりにキャスト出来ており、暫く経ったら釣り上げる事が出来た。
糸が絡んでも自分で格闘して解いていた。川が開けているので、植物に引っ掛けることも無く、結構釣りを楽しめていたと思う。
こうしてみるとカワムツもキレイな魚です。日本の淡水魚って感じで。
警戒心が薄く、バシバシフライに食いついてくるので、大人に取ってはレア感が薄く、物足りないですが、息子にとっては程よい難易度。とはいえ私も何度も合わせに失敗しているけど。
お昼はパスタとウインナーを茹でました。特に旨いってもんでもないけど、外で食えば何とかなるね。
遠くに見えるは秩父の外輪山か。外秩父七峰縦走24.195Kmを一人で勝手にやったのは何年前だったか。
時期は8月の盆前。ギラギラの太陽が容赦なく照りつけ、のどかな景色を眺めているとテンション上がり、釣り再開。
岸から草がせり出しており、流れが続く中にある大き目の瀞場にはデカイカワムツが潜んでいて、バシャッと水面を割ってフライに飛びつき、結構ドキドキする場面もある。
写真は息子が釣った今回一番の大物。水面に現れた瞬間から今までと違う”規格外のカワムツ”感が凄くて、絶対バラせないぞと、2人で大興奮して釣り上げた。合わせてからネットインするまでのやり取りは、やっぱり面白い。
日が傾くまで楽しめた。
今日は学校河原に泊まるつもりなので、都幾川四季彩館でお風呂。
学校河原について、木を使ってタープを張り終わったら、ちょうどゲリラ豪雨が。30分程で過ぎ去っていき、涼しくなるかと思ったが気温はさして下がらず、湿度が増して今夜は熱帯夜の模様。
蚊に食われながら、薪を拾って、ご飯を炊いてイナバの缶詰カレーを食べます。
テレビもパソコンもないし、スマホって言う気分でもないので夜は長い。無言で焚き火を眺め、とても贅沢な時間なのだが、とにかく蚊に食われる。
息子はテント、私はハンモックでお休みなさいしたのだが暑くて寝れなくてしんどかった。息子はどんな環境でも逞しく寝ているので助かった。
カワムツの釣りも楽しいけど、夏の都幾川でキャンプはもういいや。自分が汗かきで、とても暑がりなのを思い知らされた。