この記事は、ビーズヘッド ヘアーズイアーニンフのタイイング記事です
ニンフ。
これは、メイフライ(カゲロウ)もしくはストーンフライ(カワゲラ)の幼虫の事。らしいです。
フライフィッシングを始めた当初は、「ニンフってなんかカッコ悪いフライだな」なんて思っていたのですが(加えて重りやマーカーを付けた時のキャスティングが上手く出来なかった)、なかなかどうして、今ではヘアーズイアーがマイフェイバリットフライの1つになっています。無意味に大量に巻いて、「こいつは釣れるぞ!」なんて深夜にほくそ笑んでおります。
ニンフフライで初めて釣れた時に流していたのもコイツ。
私が図書館で貸りまくっている、”初めてのフライタイイング”によると、ヘアーズイアーはクローラー(徘徊型)・タイプのメイフライニンフとの事。
では、巻いていきます。
まず、マテリアルは、
スレッド:veevus6/0(ボディの色に合わせて)
ウエイト/ヘッド:レッドワイヤ/ゴールドビーズ
テイル:フェザントテイル
ボディ(アブドメン/ソラックス):ダビング材/アリゾナ スパークルニンフ ダブ
リブ:コパーワイヤ
ウイングケース:フェザントテイル
フックにビーズを通して、レッドワイヤを巻きます。私は重めが好きなのでシャンクの1/2を超えるくらいまで。スレッドを巻く時にずれないように瞬間接着剤を少しだけ付けます。
フックは、緩くカーブしたロングシャンクの物を使うと、シルエットが虫っぽくなります。ボディにボリュームを持たせる為にも。
ビーズの後ろからスレッドを巻いていきます。veevusのスレッドは切れにくく、撚りがほどけにくくお勧めです。
ゲイプにフェザントテイルを取り付けてテイルとし、同じ位置にコパーワイヤも用意しておきます。
アブドメンは、スレッドにダビング材を撚りつけて、シャンクの半分くらいまで巻いてからコパーワイヤーを巻きます。
頭から見て、アブドメンの始まりにフェザントテイルを取り付けておきます。これがウイングケースになります。ウイングケースには光沢が欲しいので、フェザントテイルの光沢面が下になるように。また幅広につけると存在感が増し、それっぽくなります。♯16のフックサイズで3~4mmの幅がいいかなと思います。
ソラックスはファットにしたいので、スレッドでループを作り、スパークルニンフ ダブを挟んでからループを閉じて撚り、ダビングします。
私は、(もっぱら源流イワナ釣りです)ゴールドビーズが付いていた方が釣れると思っていますし、ボディもキラリと光って欲しいので、光り物ファイバーが入っている物が好みです。
ウイングケースとなるフェザントテイルを折り返してビーズの後ろで止めます。最後は同位置でウィップフィニッシュ。
最後に、ボリュームUpの為、ニードルなどでソラックスのファイバーを掻き出して斜め下になでつければ完成。
釣れるといいな。