浄化槽 エアーポンプ 故障診断

エアポンプがある日突然停止しました。

前の晩、稼動の音が「うるさくなったなー」と思ったら朝には停止。

なんか、最近トイレも水が止まらなくて、修理をお願いしたら3万円ですと。車検も控えており、ここは出費を抑えたいところ。

どーしたもんかと悩みつつ、1週間放置してしまいましたが、なんかヒューズとかが飛んでいるだけなら治せるかなと、取りあえず分解してみました。

私の住んでいる地域は各家庭ごとに浄化槽を持つ必要があります。

浄化槽で汚水を分解してキレイにしてくれるバクテリアなのですが、活性化させるために空気を送り込む必要があります。コレをしてくれるのがエアポンプ。

安永と言うメーカーのAP-60という型式のポンプでした。

何が壊れているのか。取りあえず分解します。

一番目に付く黄色いカバーをはずします。プラスネジ1本で留まっています。

フィルターが見えました。写真中央の穴の中は、

中央に黒いポッチと、矢印が見えます。

これはなんでしょうか?マイナスドライバーで軽く回すと、左右の方向に20度くらいずつ動きます。

で、上のようにちょうど矢印の所で停めると、エアポンプが動き始めました!

ただし、振動ですぐに矢印から外れてしまい、動作が止まってしまいます。また、動作はしますが、エアーは出ていないようです。

更にエアーポンプの四隅にあるネジを外します。

このカバーはパッキンにビチッと貼り付いており外れなかったので、パッキンが切れるのを覚悟でマイナスドライバを当てて、ハンマーでドライバの尻を叩いてこじ開けました。

上部にプレートがあり、これも四隅がネジでとまっています。

プレートの裏側にはスイッチが付いており、黄色いスイッチが入ったときのみエアーポンプが駆動するようになっていました。

冒頭に出てきたマイナスドライバーで回すと駆動したのはこのスイッチが入った為のようです。

※安永のカタログを調べたら、ダイアフラム破損時の、エアーポンプ内部の破損トラブルを防止する為に横振動でスイッチが切れる保護スイッチとの事です。

さらにサイドには黒い樹脂のパーツがコレもネジ4本で固定されており、はずすとゴムのダイヤフラムが付いています。

両側ともダイヤフラムが割れていました。

これが原因で稼動しても空気が出なかったんだと思います。

Amazonで交換パーツが売っていたので、届いたら交換したいと思います。