エコーシャドー・クリック・リールレビュー【ECHO Shadow click reel】1万円前半のおすすめリール

フライフィッシングを初めて一応4年目。

しかし、キャスティングは上達しません。多少は釣れるようになってきましたが、理由は川を選べるようになったのと、足を使って人気の無い所まで行くからかで腕は上がりません。

とはいえ、もっと釣果を上げる為に、キャスティングの上達を、道具に求めてみる事に。

ロングリーダーロングティペットとやらをやりたくて、ラインとリーダーを新調しました。

SIENTIFIC ANGLERSのJ-STREAM DTTと、TIMCOのLDL 13FTです。
(ラインはDTTじゃなくてLDLの方が相性よさそうですが。初心者にも扱いやすそうなのがDTTだったので…。)

現在、私が扱えるリーダー+ティペットの長さは9ft。目標は15ft。行ければ新たな境地に立てるんじゃないかと思っています。

今まではMAX CATCHという非常に安価なフライラインに、TIMCOスタンダードリーダー9FTを使っていたので、それが変われば、私にもロングリーダーロングティペットが扱えるんじゃないかという話です。

前置き長くなり恐縮ですが、新しいラインに合わせたくてリールも新調しました。

今回はその新しいリールのレビューです。

エコーシャドー・クリック・リール ♯2/3【ECHO Shadow click reel】

アルファストア

これは、前に栃木佐野のアカサカ釣具に行った際にチラリズムしてて「かっちょブー」と思っていたのです。

それから1年弱くらい？満を持してこないだ手元に届きましたので、思う事を書かせていただきます。

同梱品について
ブランドについて
デザインについて
構造について
価格について

同梱品について

上の写真の通りですが、リール本体以外の付属品は、説明書(英語のみ)、交換用クリッカー(ラチェット)×2個、ケースです。

ケースは厚みがあり、しっかりリールを保護してくれるでしょう。また、ロッドにリールを取り付けたままケースを付ける事が出来るので、車のロッドホルダーにロッドを置いて移動をする人などは便利と思われます。

ブランドについて

フライフィッシングの道具というのは、なにかと歴史/出自/古い設計であるが故のユニークさなどが前面に出がちです。特に、機能や実利といった面ではどうという事のないリールは、それらの部分が強調されます。

このシャドー・クリック・リールは、ラージアーバーで2020年秋の発売開始。メーカーであるECHOも2000年発足であり、先述の嗜好とは異なるものかと思います。(私の主観です)

しかし、アメリカのメーカーであり、何やら、キャスティングの世界チャンピオンであったスティーブ・レイジェフの弟さんが立ち上げた会社との事。

兎に角、アメリカ物大好きな私としてはそれだけでブランドとしてはOKです。
(所有している満足感、肯定感みたいな気持ちを”ブランド”として言っています)

※生産国は韓国です。

デザインについて

これはもう、カッコいい。と思ってます。

スプール(ラインが収まる所)の角ばっている姿がイカス。

ハンドルのネジがアルミ丸出しなのがちょっと安っぽいですが。軽いのはアルミでも、ステンレスのネジならもうちょっと良い色なんですが。

角度を変更できるラインガードがあります。ラインの暴れを抑え、ライントラブルを防ぐとの事。

全てが艶消しブラックなのが武骨で素敵です。

ブランドロゴのグラフィック(キャストのシュートポーズ)は賛否両論ありそうですが、私は好き…いや、正直、私もどっちつかずの感想です。

どうでもいい話ですが、すこーしだけスケートボードをやった事のある身としては、GIRL SKATEBOARDSのデザインを彷彿とさせます。アメリカ人はこういうの好きなのかな。

構造について

ラージアーバーリール。

またクラス最軽量との事で、39mm♯2/3の重量は65.2g。大きさは、外形72mm、奥行き(厚さ)39mmです。

ドラグはクリック式です。

赤丸のクリッカーがギヤに当たる事でドラグが掛かります。クリッカーは樹脂製で交換パーツが2つ入っています。樹脂製という事で破損が心配ですが、ラージアーバーリールでは珍しくないようです。

これは使い込んでから再びレビューしたいと思います。

ドラグの調整は出来ません。

シャドーリールの特徴としてラインガードが付いているというのがあります。ラインがスプールと本体の間に挟まるのを防いでくれるとの事です。

ラインガードは一定間隔で角度調整が出来ます。

価格について

価格は単純にお安いです。定価で12,500円(税抜き)

多くのフライフィッシャーと同じく、私も、道具や物が好きであり、大好きなピュアな川に”こだわりの逸品”を相棒に連れていきたいという嗜好があります。(逸品持っていないですが)そういう意味では合致する物ではないと思います。

でも、シンプルで、アメリカブランドの、ラージアーバーとしては、とても良い製品だと思います。