テントは重くて、大きくて、価格が高い。(ですよね?)
この3つが私が渓流釣り、沢歩き用にテントを購入できない理由です。テントを背負って山で宿泊するとなると、私が持っているリュックで一番大きいミレーのルカン35ℓには到底入らない。
というか、体力も筋力も無い私には日帰りの荷物でもしんどい重量になるのにそれ以上の負荷になると無理。さらに、言わずもがな登山用テントはとても高い。
そこで行き当たったのがハンモック。アマゾンで山岳テントを見て歩いている内に、オススメして貰いました。
で、凄く安かったので試しに使った結果、問題は全てバッチリ解決されました。この記事ではそんなハンモックの素晴らしさを書いて行きます。
因みにハンモックは下記の製品を買いました。2,698円でした。安いは正義。
ハンモックと登山用テントを比較していきます。
ハンモックとテントの比較
比較する登山テントは一般的なものにしたいので、モンベルのステラリッジテント1と比較します。(ステラリッジテント欲しい)
以下、ハンモックとはLenzaiハンモック、テントとはモンベルステラリッジテント1とします。ハンモックは雨除けが付いていないので、テントもフライシート無しとして記載します。
・重量
ハンモック/テント:0.78kg/0.99Kg
ステラリッジテントが優秀であまり差が出ませんでしたが、ポールが必要ないハンモックの方が軽いです。1円玉約200枚分の差です。
・収納時サイズ
ハンモック/テント:120×130×210mm/290mm×φ135mm(本体)+φ410×50mm(ポール)
収納サイズはハンモックの方が圧倒的に小さいです。イメージは半袖のTシャツ2枚分って感じ。
真ん中がハンモック。メガネで例えると16個分くらいの容積だと思います。
・価格
ハンモック/テント:2,698円/27,500円
Lanzaiというナゾの?メーカーのハンモックとモンベルテントを比べるのはどうかと思いはしますが、約10倍の価格差です。
因みに紹介しているLenzaiのハンモックは安かろう悪かろう出は無く、実際使ってみて、使用に問題はありませんでした。
・設営
設営する環境によって設営に掛かる手間は左右されますが、ハンモックの方が圧倒的に楽に設営できるのは間違いないです。整地の必要も無く、ストラップを木の間に渡してハンモックを引っ掛けるだけ。季節が夏ならばあとは寝るだけです。
テントの場合は、整地してグランドシート敷いて、テント建てて、(背中痛くならないように)マット敷いて完了といった感じでしょうか。
因みに、寝床に潜り込むのもハンモックの方が楽です。
・撤収
これもハンモックに分配が上がります。くしゃくしゃっと適当にまとめて収納袋に入れるだけ。2-3分で終了です。地面に置かないので汚れは最小限だし、夜露で濡れたとしても、吊るしておくだけで乾燥できるし、洗濯機で洗うことも出来ます。
テントだとこうは行かないのは皆様ご承知の通りです。
・雨対策
これはどっちも長所短所があります。
ハンモックだと雨避けはタープになるので、雨に対して全方位が守られているとは言い難いです。しかし、豪雨が降っても、浮いているので下から浸水することがありません。
テントだとフライシートで横殴りに近い雨でも大丈夫でしょう。しかし地面からの水に対しては弱いので、万一、水が地面に浮くことがあれば、寝てる間に浸水します。
・居住空間
これはくテントの勝ちです。ハンモックの場合は寝るだけしか出来ないので、それ以外の居住空間無し。靴や荷物は入れられません。
テントならば荷物を入れるスペースは確保出来ますし、中で飲食も出来る。着替える事だって問題なし男。
・快適性
これもテントの方が優れています。ハンモックは比較すると長所/短所ありますが、テントはハンモックと比べて劣る点は見当たりません。
ハンモック長所
・薄い布1枚の中にくるまっているだけなので、夏は涼しい
ハンモック短所
・腰の部分が落ちてしまい、頭と足が上がる姿勢になってしまう。
・長所の反対で、冬は寝袋あっても寒くて寝るのは無理そう。
・地に足が着いていない状態なので、魑魅魍魎に襲われた時、アクションが遅れ、最悪ハンモックから出られない。
ハンモックを使った感想
最初は、体が丸くなってしまうことに違和感がありましたが、まぁその内、しっかり眠気が襲って来て、寝てしまえば当然問題なし。
なんと言っても、携帯性の高さと設営/撤収の容易さという沢登りで非常に重要になる部分のスペックが高いです。最強です。快適性ではテントに劣りますが、快適性はそれらと比べれば2の次でしょう!だって私はハードな男だから。
雨対策でタープを持っていかなければいけませんが、タープはいずれにせよ持ってかないと山の急な雨に対応できないので、純粋に宿泊用の荷物に加わる分けではありません。
私は釣り目的に沢に入るのですが沢で寝るのであれば、この先もずっとハンモックを使うと思います。木が無い場合が致命的ですが、沢の付近に木が無い事は無いだろうし、蚊帳付きなので虫に怯えることもありません。