チェロキーXJが2018年の9月に納車されて、今は2019年5月。少しづつ不具合が出てきました。パワーウインドの不動に続き、今回はウインカーの点滅がしないという症状に見舞われました。
パワーウインドの故障と違って、方向指示器の点滅は他者への意思表示であり、アピールが出来ないと危険ですので、早急に対応が必要です。
症状
ウインカーを出した時/もしくはハザードを点けた時に時折、ウインカーランプが点きっぱなしになります。一回切って、もう一度点け治せば直ります。両側のランプとも同様の症状が発生します。
最近、この症状が頻発しはじめました。
ランプが点きっぱなしの時はカチッ、カチッという音もしません。
原因考察
もう私も大人なので、分解を始める前に原因を考えます。若い頃のようにいきなりネジを外し始める事ばかりしてられないのです。
ウインカーランプが点いているので、バッテリーや配線、ランプの故障ではなく、フラッシャー(ウインカー)リレー一択だと思います。チェロキーXJのリレーユニットは3,950円。5極端子です。思ったより高い。
そもそもリレーは汎用でないのか?とネットで探すと、車用でなくただのリレーは売っていました。約1,000円でお安い。点滅の間隔がリレーで決められていなければ、汎用製品でも問題なさそうだったのですが、調べると間隔はリレー内部の部品でタイミングを決めている様子。フラッシャーリレーでないとダメなようです。
じゃあ何とか交換以外の方法は無いかとさらに調べると、点滅しないで常時点灯してしまう場合はリレーの固着が原因である場合が多いとの事。この原因であれば分解、清掃して固着原因を取り除いてやれば修理可能との事。
よっしゃ。原因はコレに違いないよね。
フラッシャー(ウインカー)リレーの取り出し
-道具-
必要な道具は下記の通りです。
・プラスドライバー2番
・内装はがし
・トルクスレンチT30
この為にトルクスレンチを買ってしまった。
このベッセルのトルクスレンチはボールエンドになっていて狭い所に威力を発揮します。ベッセルの新製品だとの事です。実際今回の作業も腕の入り難いでしたので、おかげでスムースに作業が出来ました。
フラッシャー(ウインカー)リレーの取り出し
-方法-
フラッシャーリレーはハンドル下の内装を剥がした中にありました。
留めてあるネジは全部で4箇所。下から覗き込むと見えます。右側にプラスネジが2個、左側のボンネットを開けるレバー部分にトルクスネジが2箇所です。他は内装はがしでこじれば取れました。
右上の緑のボックスがリレーです。ソケットがかなり硬く嵌っているので、マイナスドライバーで少しづつ隙間を広げながら取り出します。狭い場所なので苦労しました。
リレーの修理(確認)
取り出した5極リレーです。緑のケースに3箇所のツメがありますので、このツメを広げてケースを外します。
コイル(電磁石)と復帰バネでリレーがON/OFFするようになっています。
原因考察どおり駆動部が固着していたりしていたらと思いましたが、素人判断では特にリレーの固着に繋がる原因は見当たりませんでした。電子基盤の方に不具合が出ているのであればお手上げですので、交換しかありません。
とりあえず、金属粉が少し溜まっていたので接点部をエアーブローして、写真赤丸のこすれる部分には薄くグリスを塗ってみました。固着し難いかと思ってですが、効果は不明です。
元通りに組み上げて、今のところ(1週間くらい)は不具合は起こっていません。暫く乗って再発するようなら新品に交換しようと思います。