国営武蔵丘陵森林公園からほど近く。
車で20分くらいの距離に、埼玉県民なら”聞いた事はあるけど行った事ない”あるあるの吉見百穴があります。ひゃくあなと読むらしい。
私自身、何十回と傍を通りながら百穴未経験者でした。
なぜ冒頭に、森林公園からの距離を書いたかと言うと、ただ単に私が森林公園のついでに寄ったからです。
ぼちぼち楽しかったですので、記事にしました。
大きい遺跡ではないので、何かのついでや散歩の延長的な感覚がいいと思います。
散歩のついでに、珍しい生き物や景色が見れた、という事に感動を覚える方であれば、結構楽しめるのではないでしょうか。
立派なゲート。おおひと300円で、こびとの方は200円です。
内部には飲食店兼お土産屋さんが2件、ゲート前にはお蕎麦屋さんもありますので、お昼時も安心。
遺跡はゲートくぐるとすぐ正面に見えてきます。
岩山に219個の穴があけられています。これは古墳時代の埋葬跡との事。
なんでこんな物を作ったのか。
まともな道具があるとも思えない時代に、岩に穴を掘るなんて信じられないですが、
きっと農耕が発達し食べる事が安定して、生きる為とは違う事に使える時間が生まれると、余計な事というか、観察や遊びが出来るようになり、科学や文化は発達するのかなと思います。
リンゴが木から落ちるのを見て、万有引力がひらめいたように。
私なんかは、暇が出来ると怠けてしまうだけなのですが、社会全体でいうと暇な方が発展するのかも知れません。
ロボットが生きる為に必要な生産活動を全てしてくれるようになったら、人間は何を生み出すのだろう…。
トイレはキレイ。
天然記念物のヒカリゴケが自生しています。
初めてまともに見ましたが、確かに光っている。
穴の入り口は狭く、中は広がっています。
墓ではなく、小人の家という説も有ったそうです。wikipediaに書いてありました。
考えた方はロマン派ですな。
百穴のある岩山は前半分が岩、後ろ側は森となっています。
山頂には民家が経っており、無人野菜販売所がありました。なぜ山頂に?ちょっと謎。
吉見百穴で採掘された分けではなさそうだが、出土物の展示館もありました。
お土産屋さんには著名人の写真があり、撮影などで訪れているようです。特撮ヒーロー系の撮影でも良く使われるんだとか。