購入当初から気になっていたのですが、チェロキーのワイパーに経年の錆びや塗装剥がれがありましたので、塗装することにしました。ワイパーアームの取り外しには少し難儀しましたので、外し方も紹介させていただきます。(方法が分かってしまえば、たいした事はないですが)
現状(取り外し前)
フロントワイパーです。塗装が剥げてしまっています。私の華奢な手も写ってしまいました。
リアのワイパーもこの有様です。たしか洗車について解説した本に書いてあったのですが、車をキレイに見せるコツとして、“黒い部分は黒く”というのがあるそうです。その意味では、このボケた色をしているワイパーアームを塗装してしっかり黒くする事は、セオリーというか、大事な事なんでしょう。
ワイパーアームの取り外し
まずは、リアから始めました。
リアワイパーアームは付根のキャップを持ち上げると、ナットが見えます。このナットを外すとワイパーアームが外れます。
次は、フロントです。
フロントワイパーアームは、写真の緑丸にあるタブを引き出した状態で、アームを手前に引っ張ると抜けます。タブを引く前にワイパーを立てる方向に持ち上げないとロックが掛かっていて引けません。このタブを引き出してから外す仕組みに中々気付きませんでした。
塗装
物置をガサ入れした所、シャシーコートブラックがかなりの量余っていたので、こいつで塗装しました。
ワイパーを外して気付いたのですが、ワイパーブレードは中古車購入時に新品にしてくれていたようです。なのでブレードは外し、ワイパーアームのみにしています。
塗装前に、ワイヤーブラシで錆びを良く落とします。また、塗装が剥がれている箇所は、剥がれていない部分と凸凹の段差が出来てしまっているので、サンドペーパーで均します。番手は400位が良いと思います。
その後、食器用洗剤で洗い、拭き取り、しっかり乾燥させ、シャシーコートブラックで塗装します。
途中で気付きましたが、写真の様に釣った方が全面にスプレーし易く、ダンボールへの貼り付きもありません。24時間ほど放置して乾燥させました。いままでの私はいつも乾燥時間を待ちきれず、触ってしまって指紋をつけたり、やわらかい塗装を剥がしてしまったりするのですが、なんか今回は辛抱できました。
完成
こんな写真を載せても、「は?何が変わったのかわかんねーよ。死ねよ」だとは思いますが、まぁ、載せておきます。個人的にはワイパーアームがシャキッと黒くなってかなり引き締まったように感じております。次は、ウインドーのゴムモールを何とかしたいなと思います。
反省点
・プライマー(サーフェイサー)を吹かなかった→塗料の定着を考えると、やっておけば良かった。買い置きが無く、面倒になってしまった。
・クリアを吹かなかった→これは後で知ったのだが、黒の塗装後、クリアを吹いておけば、水に強くなり、耐久性もあがるとの事。まぁ確かにそうだろうなと思います。
・ラッカースプレーでやれば良かった→個人的にシャシーコートブラック(水性)は塗膜がやわらかい気がする(極端だが、黒いビニールを貼り付けたような感じ)。耐久性がどうなのかは分かりませんが、少し心配です。以前乗っていたビッグホーンではラッカースプレーでワイパーの塗装をしたのですが、明らかに塗膜の硬さに差があります。ラッカースプレーでは少なくとも2年以上持ちました(ワイパー塗装後2年でミッションが壊れ、資金的に修理できず廃車に…)。
道具
以下のような物を準備されると良いと思います。